若い頃の私は、よく思っていました。
「あと何ができれば、一人前なんだろう。」
誰も教えてくれませんでした。
「頑張れ。」
「経験しろ。」
「現場で覚えろ。」
もちろん、それで育つ人もいます。
しかし私は、ずっと疑問でした。
ゴールが見えないゲームを、人は全力で走れるだろうか。
この問いから生まれたのが、ZEVIONのレベルスコアリング構想です。現在地と次の目標をZL1〜ZL10の段階で示し、成長の道筋を見えるようにする。創世記EP4では、その制度をつくろうと考えた理由をお話しします。
成長しているのか分からない ― 建設業界の“評価の曖昧さ”
私が若い頃に感じていたのは、「何を評価され、何ができれば次へ進めるのか」が見えにくいという不安でした。
- 頑張っても何を評価されているのか分からない
- 何ができれば昇格できるのか分からない
- 給料がなぜ上がったのかも分からない
これでは不安になります。
そして、不安は挑戦する意欲を奪います。
だから私は思いました。
「成長を、もっと見えるようにできないだろうか。」
ZEVIONは「成長を偶然にしない会社」でありたい
ZEVION TRAINING LAB をつくった理由。
複数工種を理解し、連携して施工できる技術者を育てようと考えた理由。
付帯建築工事の統合施工を目指している理由。
実は、すべて同じ想いから始まっています。
人が成長できる“仕組み”をつくりたい。
その答えの一つが、
レベルスコアリング制度(ZL1〜ZL10)です。
ZL1〜ZL10 ― 成長を構造として見える化する
ZEVIONでは、技術者の成長をZL1からZL10までのステージで考えています。
- 今、自分はどこにいるのか
- 次に何を身につければいいのか
- 何ができれば次のレベルへ進めるのか
それを誰でも分かる形で示す。
成長を感覚ではなく、構造として管理する。
それがレベルスコアリング制度です。

評価したいのは技術だけではない ― Z軸技術者に必要な力
私たちが評価したいのは、手先の技術だけではありません。
- 安全意識
- 責任感
- 報告・連絡・相談
- チームワーク
- 挑戦する姿勢
- 現場全体を理解する視点
エレベーター更新工事は、一人では完成しない仕事です。
だからこそ、技術だけでなく、人としての成長も評価したい。
そう考えています。
レベルスコアリングは未来へのナビゲーション
ZEVION TRAINING LAB は学ぶ場所。
複数工種をつなぐ技術は、現場を変える力。
そしてレベルスコアリング制度は、
未来へ進むための地図です。
自分がどこにいて、
どこへ向かい、
何を身につければいいのか。
その道筋を示すナビゲーションです。
私たちが育てたいのは、
学ぶ機会を偶然だけに委ねず、
再現性を持って成長できる技術者です。
レベルスコアリングの先にあるもの ― TVEという未来
レベルスコアリング制度は、ゴールではありません。
ZEVIONの未来を形づくる基盤です。
その先にあるのは、
建物のZ軸を支える新しい技術集団。
そして、
据付・解体・付帯建築という3つの事業領域に取り組む、ZEVIONの事業の方向性。
Total Vertical Engineering(TVE)
という方向性です。
TVEは、この3つの事業領域を示す言葉です。一方、統合施工は、付帯建築部門で分業されてきた複数工種を一連の工程として担う仕組みを指します。
レベルスコアリング制度は、成長の道筋を示すものです。一人がすべての部門の仕事を担うことと、混同しないように考えています。
次回は、付帯建築工事の専門性を土台に、ZEVIONが都市のZ軸をどのように支えていこうとしているのか。
その理由と、私たちが描く都市の未来についてお話しします。
▶ EP5:都市のZ軸を再定義する — ZEVIONが目指すTVEという未来
関連記事
ZEVION TRAINING LABの育成プログラムを見る →
▶ Q. 養生不足でクレームになる原因?現場でよくある失敗とは?
▶ エレベーターピット防水とは?止水との違いと更新時の注意点
▶ サンダーの事故を防ぐには?キックバックの原因と新人が注意すべきこと
📖 ゼヴィオン創世記
ZEVIONはなぜ生まれたのか。
エレベーター更新工事の構造的課題と、
付帯建築工事という空白地帯。
私たちの挑戦を綴るストーリーシリーズです。

ご相談・お問い合わせは、お問い合わせページからお寄せください。

